整形外科実習!!
こんにちは。
松井山手動物病院です。
せっかく暖かくなって春を感じれていたのが、寒の戻り・・・
また待合のガラスからの冷気にこたえています(*´Д`)
さて、先日21日は病院を休診にして、整形外科実習に参加してきました!
実習を行っていただいたのが、研修でお世話になった奈良動物二次診療クリニックの院長の米地先生です!
研修第1期生、第2期生が参加をさせて頂きました。
ちなみに今回は、鳥の手羽中の骨を用いて骨折に対するプレーティングの実習でした。
丁寧にレクチャーして頂き、手技の再確認や考え方の見直しをすることができました(^^)/
こんな感じです!
手羽中を切って、プレートあてて引っ付ける。
言うは易しなんですよね。。。。
なんとか実際の症例だったらちゃんと癒合するレベルに整復することができました(*^^)v
ちなみに使ったスクリューは1.5mm!
すごく細いのですが、トイプードルの前足の骨折ではよく使用されるサイズです。
それだけ骨が細いんです!
特に子犬さんは気を付けてください(>_<)
これからもちょいちょいセミナーなどで病院を休診にすることもあるかと思いますが、しっかり知識技術を身につけてきますのでご容赦ください(^^;
救える命、助けれる子たちを増やすためにも頑張っていきたいと思います!!
~京田辺、八幡、枚方、長尾の動物病院なら松井山手動物病院まで~
トリミングのわんこたち⑨♪
2016年03月20日カテゴリ|ブログ
こんにちは。松井山手動物病院です。
すっかり春らしい陽気になってきましたね(^^)
やはり暖かいとお出かけしようという気になりますね!
私たち家族もいちご狩りに行く予定を立てています♪
ずいぶん間が空いてしまいましたが、トリミングに来てくださったわんちゃんネコちゃんたちをご紹介します!
今回は初めて写真をとらせてくれたネコちゃんも仲間入りです(^^)
何度も来院されている子では写真のアングルを変えて、院長が撮っていました。
気にいっていただけたかは謎ですが…。
写真担当が院長の時はちょっと変わったアングルかもしれません(^^;
では、よい連休をお過ごしください♪
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うんちが出にくい
2016年03月12日カテゴリ|ブログ
こんにちは。
松井山手動物病院です。
ようやく暖かくなったかと思いきや、また寒の戻り。。。。
自動ドアが開いた時の冷たい空気が身に沁みます(>_<)
早く本格的に暖かくなってもらいたいものです!
さて、今回は『うんちが出にくい』と来られたダックスさん。
うんちをするポーズを何回もするけれど、なかなかうんちが出てくれないとのこと。
診察すると肛門の右側がぽっこり。
外からでもうんちがそこにたまっているのがわかります。
病名は『会陰ヘルニア』!!
未去勢の男の子に多い病気ですが、まれに女の子もなることがあります。
肛門周囲の筋肉が薄くなってしまうことで直腸や膀胱などが腹腔外へ出てしまう病気です。
原因は、男性ホルモンや腫瘍、便秘に伴ういきみ、筋肉が弱くなってしまう病気などが言われています。
基本的には左右両側で発症します。
また、進行性の病気なため放っておいても良くなることはありません!
治療は外科手術になります。
色んな方法があるのですが、全てに共通するのは再発が多いこと。。。。
当院ではその中でも、再発率が少ないと言われているメッシュを使用した方法で行っています(^^)v
欠点は、メッシュが体からすると異物なため免疫反応を起こしてしまう可能性があること。
自分が執刀した子ではないのですが、過去に1頭起こってしまった子がいます。
手術後はこんな感じになります(^^)/
この子も両側筋肉が薄くなっていたため、両側手術を実施しています。
しばらくの間は違和感からか出しづらさが残りましたが、今ではすっかりなくなりスムーズに出てくれているとのこと(^^)v
先日チェックのため来院されましたが、毛も生え術創はほぼほぼ分からなくなっていました♪
快適に過ごしてくれているようでなによりでした(*´ω`)
ちなみに、腸だけでなく膀胱まで出てしまっているような場合は命に関わることもあります!
おしっこが出にくい、おしっこするとお尻のふくらみがへこむ場合は、すぐに病院に行ってあげてください(>_<)
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瞼のできものと脾臓のできもの
2016年02月19日カテゴリ|ブログ
こんにちは。
松井山手動物病院です。
最近は少し暖かくなったかと思いきや、また寒の戻りがあったりと体調を崩しやすい気候ですね。
実際うちの家はみな風邪気味です(^^;
治りかけてはうつし合ってるんじゃないかと。。。
来院される子たちも下痢がすごく多く感じます。
人も動物も体調の変化には気を付けてあげてください☆
さて、先日行った手術のお話を少し。
主訴は瞼のできものが段々大きくなってきてるとのことでした。
上瞼になかなか大きいできものがあります。
上瞼の幅の1/3位といったところ。
このできものが目の表面とこすれて角膜炎も起こしていました。
瞼のできものは基本的にはマイボーム腺種と呼ばれる良性の腫瘍のことが多いのですが、癌のこともあります。
良性でも悪性でも増大傾向があり、症状を呈しているのであれば外科的な切除が治療になります。
小さい腫瘍なら気にせず切除、縫合でよいのですが、大きくなるとただ単に切除、縫合すると瞼が短くなり見た目の左右差が出てきてしまうことがあります。
美容の問題なので、生命に関係するわけではないのですが、瞼の形成手術が必要になるケースもあります。
今回の腫瘍は、それなりに大きかったため左右差が出てしまう可能性があったのですが、、、、、
手術直後です。
殴られた後のように瞼が腫れています(^^;
それが、、、、抜糸の時には!!
左右差もほぼわからないくらいにきれいになってくれました(^^)
本人も目の違和感が解消できてよかったかなと思います♪
この子は実は瞼のできものだけではなく、お腹にもできものを持っていました。
診察時の腹部触診で普段は触れない塊が上腹部に。。。。
脾臓の腫瘍でした。
しっかり触診をしないと見逃してしまいます。
特にお腹の中の腫瘍は見た目にはわからないので、症状が出て発見されるケースがほとんどです。
触診で触れないことも多く、今回は発見できてなによりでした(^^)
脾臓の腫瘍は、あるデータによると2/3は悪性でその2/3は血管肉腫と呼ばれる悪性度の高い腫瘍だと言われています。実際の印象としてはもう少し悪性の割合は低いと思いますが。
脾臓は切除しても生活には支障がないため、脾臓の腫瘍が認められた場合、良性悪性に関わらず脾臓の摘出を行います。
悪性の場合はもちろん、良性でも摘出を行うのはなぜか?
良性であっても増大することがあり、なおかつ脾臓腫瘍は血液に富みます。
腫瘍は普通の組織に比べるともろいため、何かの衝撃で破裂をすることがあります。
そうなると、お腹の中で大出血を起こし、亡くなってしまうことがあります。
*以下に刺激の強い画像があります。ご覧になられる際は注意してください。
ぽこっと膨れている部分が腫瘍です。
一部、以前に少し破裂した箇所がありました。
病理結果は良性(^^)
切除してしまえばもう大丈夫!
見た目に気づかない隠れた病気も診察で見つけてあげることもできます。
定期的に健診に来てあげてください(*^-^*)
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お勉強
2016年02月08日カテゴリ|ブログ