全身麻酔について
2016年04月01日カテゴリ|ブログ
こんにちは。
松井山手動物病院です。
ようやく新年度!
気持ちも新たにと思っていたら、雨が降ったりやんだりの嫌な天気。
去年もでしたが、せっかくの桜が散ってしまいそう(*´Д`)
なんとか日曜日の雨にも持ちこたえてほしいものです(>_<)
さて、今日は少し全身麻酔についてお話ししようかと。
全身麻酔は、『麻酔薬』と言うお薬の力で強制的に麻酔をかけます。
局所麻酔と異なり、麻酔薬の影響は全身に及びます。
暴れる子の処置であったり、手術であったり、CTやMRI検査であったり、痙攣を止めるためだったり。。。。
人よりもワンちゃんネコちゃんなどの動物の方が、全身麻酔を必要とする頻度は高いかもしれません。
動物病院では日常的に行われていますが、その全身麻酔は決して100%安全ではありません。
これは人も同様です。
若くて健康な子であってもリスクはあります。
また、これも誤解を良くされていることなのですが、、、、
高齢だからと言って全身麻酔が出来ないというのはありません。
ただし、リスクが変わってきます。
高齢になればなるほど、体に問題を抱えていればいるほどリスクは上がってきます。
当院ではそのリスクを出来る限り下げるため、全身麻酔を実施する子には、どれだけ健康的な若い子であっても麻酔前に血液検査と胸部レントゲン検査を行っています。
全身麻酔をかける前であれば、全身麻酔を延期して、先に見つかった問題を対処してあげることも可能になるからです。
そうすることで、リスクを下げてあげることができます!
もちろん一刻を争うような場合には、リスク承知で全身麻酔を行わないといけない場合もあるのですが(^^;
全く検査をせずに行えば、検査の費用分安くはなります。
しかし、安全性は下がってしまいます。
全身麻酔での問題は、『死』に直結します。
一度失われた命はもう戻ってはきません。
全身麻酔による事故を防ぐためにも、ご承知おきいただければと思います(>_<)
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