必要に応じて二次病院、専門病院と連携しながら
診療をすすめることも可能です。
また、当院では、病気の治療だけではなく、
予防・食餌管理・生活習慣・トリミングなど、
動物たちが快適に生活していくうえでの
トータルサポートをしております。
気になることがありましたらどんなことでも
ご相談いただければと思います。
イヌ・ネコ・ウサギ・ハムスター・フェレットなど
状態により専門病院をご紹介することがあります。
- 当院は完全予約制ではありません。
- イヌはリードもしくはキャリー、ネコはキャリーでの来院をお願いします。
- 緊急時は事前にお電話ください。
※19:00~19:30:予約診察(要予約)、前日までに受付・お電話・LINEにてご予約下さい。
※12:00~16:00:往診可(要予約)
※09:00~17:00:トリミング(要予約)
問診票を来院前に記入いただくことで受付をスムーズにしていただくことができます。
※かかりつけが他にあり、継続治療をかかりつけでご希望であればスタッフにお申し付けください。
「わんにゃんドック」とは人間でいう「人間ドック」のことで、いわゆる健康診断です。動物たちも高齢化がすすみ、いろんな病気にかかるリスクが増えてきました。言葉を話すことができない動物たちでは、一見健康に見えても、病気が進んでいることがあり、症状が出るころには手遅れになってしまうこともあります。そのため定期的に健康診断を行うことは病気の早期発見にとても重要です。
また血液検査の数値は動物たちそれぞれ、
参考値範囲内でもばらつきがあります。
健康な時の血液検査の数値を知っておくことは、
早めに不調に気づいてあげるのにとても有用です。
- 身体一般検査/完全血球検査/血液生化学検査(肝・腎臓などの主要な6項目)/尿検査/便検査
※尿検査は朝にとれたものを持参された方のみです。取れない場合は要相談。 - 身体一般検査/完全血球検査/ 血液生化学検査(19項目)/尿検査/便検査/血圧測定
胸部・腹部レントゲン検査
※朝ごはん抜きで来院してください。 - 身体一般検査/完全血球検査/ 血液生化学検査(20項目)/尿検査/便検査/血圧測定
胸部・腹部レントゲン検査/腹部超音波検査
※朝ごはん抜きで来院してください。腹部の毛刈りが必要な場合があります。
- どのコースの便検査も朝にとれた便をご持参ください。
- オプションとして甲状腺ホルモンの検査や心エコーの検査も可能です。
緊急の方は、『京都夜間どうぶつ診療所』または『北摂夜間救急動物病院』へご連絡ください。
人間と同じように、犬猫たちにも様々なお口のトラブルがあります。
その中でも多いのが歯周病で、3歳以上の犬の80%程度が歯周病を持っているとも言われています。
こんな症状はありませんか?
- ・歯垢や歯石がついている
- ・お口の匂いが気になる
- ・歯肉から血が出る
- ・口周りを触ると嫌がる
- ・硬いものを食べなくなった
歯周病とは歯垢中の細菌が原因となり、歯肉が腫れたり、歯を支えている歯周組織が破壊されてしまう病気です。
歯周病が進行すると歯を支えている骨が溶けて歯が抜けてしまうだけではありません。
歯の根本の膿が顎の骨を溶かして、口や目の下の皮膚などのに穴が空いてしまう歯瘻という状態や、鼻腔内に穴を開けてしまう口鼻瘻管という状態により、鼻炎を引き起こすことも多々あります。
また、歯周病菌が血管に入り込み、全身の臓器に影響を及ぼすこともあります。
多くの場合、歯石による汚れや口臭、歯肉の炎症などで歯周病を疑いますが、歯肉の中に隠れている部分の病気のため、診断には麻酔下でのレントゲン検査が必要です。
当院では歯科用レントゲンを導入しています。
歯科用レントゲンは通常のレントゲンより歯を詳細に撮影することが可能です。
一見問題なさそうに見える歯でも、レントゲンを撮ってみると、歯の根本に病気が隠れていて抜かなければいけないかもしれません。
歯の根本に病変ができた場合、外見上は判断ができません。
歯科用レントゲンでは歯根部の病変までしっかりと確認することができます。
重度の歯周病になると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け、場合によってはその部分で骨折することもあります。
歯科用レントゲンでは歯槽骨の状態を把握し、その後の処置の判断を行います。
歯周病の進行を止めるには、やはり歯石を除去し、細菌を物理的に減らすことが第一です。
見えている表面の汚れだけではなく、歯の裏側や歯周ポケットまでしっかりとチェックすることが必要です。
そのためには、動物の場合、全身麻酔が必須となります。無麻酔の状態で表面の歯石だけを除去しても、歯周病の治療にはなりませんし、歯の表面に傷がつき、さらに歯石がつきやすくなってしまいます。
そのため当院では全身麻酔下での歯科処置を行います。超音波スケーラーを使って歯周ポケットの中もしっかり洗浄し、歯科用のゴムにより歯の表面をポリッシングすることにより、歯の表面に歯石がつきにくい状態にします。
もちろん全身麻酔にはリスクが伴いますので、麻酔のリスクや術前検査についてもしっかり説明させて頂いてから行います。
きれいになった歯を維持し、歯周病を抑えるためには日常ケアが欠かせません。
口周りに触ることから始め、最終的には歯ブラシを使って歯を磨けるようになることが目標です。
普段診察をしていると、皮膚や耳の病気を抱えている動物をとても多く目にします。
皮膚や耳の病気は見た目だけの問題ではなく、かゆみを伴う病気も多いです。
動物は話すことができませんが、人もかゆみは大きなストレスを伴うため、動物にとっても同じであると想像できます。
痒みを引き起こす原因には、感染性、寄生虫性、食物アレルギー、アトピー、精神的疾患、ある種の腫瘍などがあります。
原因によって治療が異なるため、その原因を特定するための正確な検査が必要不可欠です。
さらに皮膚や耳の病気は一生付き合っていく病気が多い上、治療には内服薬や外用薬だけではなく、シャンプーや食事内容等、飼い主様の協力を必要とすることが多く、飼い主様も正しい情報を持っていただく必要があります。
そんな動物たちの皮膚病をもっとよくしてあげたい、飼い主様に正しい情報を提供したいという想いから、当院では日本獣医皮膚科学会認定医を招聘し、皮膚科専門診療を行っております。
当院での皮膚科専門診療の流れ
当院では隔月1回で皮膚科認定医による診察を行なっています。
認定医による診察は完全予約制で、丁寧に診察させていただきます。
飼い主様の声をしっかり聞き、動物たちの症状を診て、必要な検査を行います。
皮膚病の原因は様々で、幾つもの要因が重なっていることもしばしばあります。
検査結果をもとに、動物の性格、動物や飼い主様への負担、ライフスタイルなどに合わせて、相談しながら治療方法を決定します。
途中の治療経過は当院の獣医師が診させていただき、認定医と連絡を取り合いながら、治療を進めていきます。
かゆみや脱毛など、皮膚のトラブルでお困りであればお気軽にご相談ください。
近年、人と同様に寿命が長くなることによって、高齢になった犬猫たちでは心臓病と診断される機会が増えています。
また先天性心疾患として、早期に見つかる場合もあります。
循環器科では主に心臓の病気を診察します。心臓病には不整脈や弁膜症、心筋症などがあり、小型犬種や純血猫種では非常に多い病気の一つです。
人間の心臓と同様に、動物の心臓も血液を全身に送るポンプのような働きをしています。
様々な心臓のトラブルにより、全身に血液をうまく送り出すことができなくなった時に、疲れやすさ、呼吸の粗さなど、色々な心不全症状が出てきます。
獣医療の発展および医療機器の進歩により、心不全症状を呈する前でも心臓病を診断することができるようになってきました。
当院では、心臓病を早期に正確に診断し、その子により合った治療方法についてアドバイスするため、日本獣医循環器学会認定医を招聘し、循環器専門診療を行っております。
こんな症状はありませんか?
- ・息が荒い、呼吸が早い
- ・散歩の距離が短くなったり、散歩中に立ち止まることが多くなった
- ・咳が出る
- ・お腹を大きく使って呼吸をしている
- ・舌の色が暗い、紫色になっている
- ・失神
当院での循環器専門診療の流れ
当院では不定期で循環器認定医による診察を行なっています。
認定医による診察は完全予約制で、半日お預かりにて丁寧に診察させていただきます。
飼い主様の声をしっかり聞き、動物たちの症状を診て、必要な検査を行います。
※写真をクリックすると拡大し、
詳細をご覧いただけます。
身体検査
心臓の音、心拍数やリズム、呼吸音、呼吸数などのチェックや全身の状態を把握します。
レントゲン検査
心臓の大きさ、肺の状態を客観的に確認することができます。
超音波検査
心臓の構造や大きさの変化、弁の動き、血流などをその場で確認することができます。
心電図検査
心電図検査は心拍数の測定のみならず、不整脈診断や心臓病の状態把握で行います。
血圧検査
血圧は心臓病を診るうえで非常に重要な要素です。
血液検査
循環器以外の病気がないか、心臓の薬による副反応はないか、心臓に影響を与えるホルモンの異常がないか調べます。心臓バイオマーカーを測定する場合もあります。
心臓病の原因は様々で、幾つもの要因が重なっていることもしばしばあります。
検査結果をもとに、動物の性格、動物や飼い主様への負担、ライフスタイルなどに合わせて、相談しながら治療方法を決定します。
途中の治療経過は当院の獣医師が診させていただき、認定医と連絡を取り合いながら、治療を進めていきます。
咳嗽や呼吸状態など、心臓のトラブルでお困りであればお気軽にご相談ください。