フィラリア症
2016年05月19日カテゴリ|ブログ
こんにちは。
松井山手動物病院です。
日もだいぶ長くなってきました。
18時でもまだまだ明るいですね。
そろそろ梅雨のシーズンかと思うとげんなりですが。。。。
梅雨のシーズンは高温多湿になり、ワンちゃんの皮膚には大敵です(>_<)
そのため皮膚病や外耳炎が多くなります!
軽度なものならシャンプーや外用のお薬で軽快しますが、重度なものは長期にわたっての治療が必要になります。
また、外耳炎が重度になると耳道軟骨が壊死をしたり、内耳炎を引き起こしたり。。。。
耳道を取ってしまわないといけない場合もあります(*_*)
日々のケアで上手に管理できることも多いので、悪化させる前にケアを定期的にしてあげてください(^^)v
もし、方法などわからないことがあればお気軽にお尋ねください♪
さて、ただいまフィラリア、ノミ・ダニ予防シーズンの真っ最中ですが、先日当院にフィラリアに感染している子が来院されました。
日常的に咳をしており、喀血をしたとのこと。
血液を顕微鏡で見ると・・・
フィラリアの子虫である↑ミクロフィラリアがたくさん動いていました。
胸部のレントゲンでも異常個所がちらほらと。
話を聞くと数年間予防されていなかったとのこと。
ミクロフィラリアがいるということは、少なくともフィラリアの雄雌が1隻ずつはいます。
フィラリア虫体は成長すると肺の動脈に居つき、数が多くなると心臓にも移動します。
心臓に移動した場合、血液の流れがうまくいかなくなり、致死的な状態になることもあります。
治療は何種類かありますが、どれもリスクは高く、治療中に命を落とすことも珍しくはありません。
そのため、何よりもかからないようにする予防が大切です!!
当院の周辺地域は、まだフィラリアがいる地域なのでしっかり予防をしてあげてください!
室内だから大丈夫と言う考えは通用しません。
蚊は外から入ってきます。
かかってから後悔しても遅いですし、なにより命に関わります!!
予防をすれば防げる病気です。
飼われる以上は責任をもって予防をしてあげてください!
ちなみにネコちゃんも、室内飼育でも感染が確認されています。
ネコちゃんはワンちゃんに比べて症状が出にくく、突然死を起こすこともあります。
ネコちゃんも予防をしてあげてください(>_<)
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