結石!!
2017年06月23日カテゴリ|ブログ
こんにちは。
松井山手動物病院です。
明日、6月24日(土)は臨時休診となっています。
また、7月8日(土)は院長が学会発表のため、臨時休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。
ご来院の際はご注意ください。
梅雨に入ったらしいですが、全然雨が降らないですね。
うちの実家が農家をしているので、米やら野菜への影響が心配です(*_*)
外に出かけたりとかは雨じゃない方がうれしいんですけどね(^^;
さて、当院ではここ最近『結石』で手術を行うことが多かったのですが。。。。
その結石と言うのは、、、、尿路結石!!
ヒトだと悶絶するくらいの激痛らしいですね(;´Д`)
みんなワンちゃんなのですが、1頭は尿管結石、2頭は尿道結石。
尿管⇒腎臓で作った尿を膀胱に運ぶ管。
尿道⇒膀胱にためた尿を体外に出す管。
どちらも詰まってしまえば、尿が出なくなってしまい命に関わります。
その原因となる結石は、その子の体質と食餌・水(ミネラル分の多いもの)で尿中に結晶がつくられ、その結晶が集まってできたり、膀胱内での炎症や細菌感染によりできた核の周りに結晶が沈着することでつくられます。
そのため、食餌や水の変更が治療の鍵となるのですが、非常に再発が多いんです(*_*;
今現在、たくさんの尿石用の食餌はありますが、どれも『石を出来にくくする成分に調整されているもので、絶対に石が出来ないという食餌はない』んです!
そのため、石の成分によって食餌の種類を選び、実際に与えてみて尿検査やエコー検査、レントゲン検査で新しく結石が出来てこないかの定期的なチェックが必要です。
その食餌が合わない様であれば、食餌を再度変更し同様にチェックをしていきます。
食餌療法がメインになってくるので、療法食を食べない子はひじょーーーーに困ります(;´Д`)
ひとたび結石が出来てしまうと、溶けるタイプの石であれば食餌や薬で溶けてくれることもありますが、溶けないタイプの石は自力で出してくれなければ、外科的に取るしかありません!
そして、溶けるタイプの石も溶けるまで時間がかかるので、その間に詰まってしまうことも。。。。
↑取った石です。
一番左のたくさんあるのは尿道結石の手術をしたワンちゃんの膀胱の中にあった石。
細かいのが無数にあります(^^;
その右側のが尿道に詰まっていた石。
一番右側のが、別のワンちゃんの尿道に詰まっていた石です。
とげとげしていてめっちゃ痛そう・・・・
自分だったらこんなん詰まってたら、、、この世の終わりみたいになってそうです(;・∀・)
大概の尿道に詰まった石は、膀胱の中に押し戻せるのですが、手術をした子たちは尿道粘膜にがちっと食い込んでいて無理でした(+_+)
手術をして、みんな今はおしっこもちゃんとできて元気にしていますが、今後もずっとケアが必要です!
過去に尿石症と言われたことがあれば、一度チェックをしていただければと思います!
もしかすると、知らぬ間に石が出来てたなんてことも。。。。。(;・∀・)
お気軽にご相談くださいね(^^)/
あっ、最後になりましたが産休中の聖子先生、無事に男の子が生まれました(*´▽`*)
産休明けまでもうしばらくお待ちください♪
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