健康診断の重要性
2017年08月14日カテゴリ|ブログ
こんにちは。
松井山手動物病院です。
お盆ですね。
皆さん里帰りされてるんでしょうか?
うちは奥さん共々実家が近いので里帰りと言う感覚がありません!
渋滞情報を見ると、大変だなー・・・と毎年思っています。
平和なお盆。病院の前を通る他府県ナンバーの車の列を見ながら、病院でゆっくりブログを書いています(笑)
そう!お盆もカレンダー通り診察中です(‘◇’)ゞ
よく来られるオーナー様方に『休みないの!?』と驚かれますが、ありません(笑)
ペットホテルや入院の子もいるので、結局病院にいるんですよね(@_@)
それにどこに行っても人も多いし!!
っと自分をなだめています(笑)
さて、今回は健康診断の重要性です!
健康診断、皆さんされていますか?
健康診断には大きく2つの意味合いがあります。
1:明らかな病気がないかのチェック
2:個々のデータを積み重ねていくことで、その子自身の基準範囲をつくる
さて、1番。
どこまでの検査をするか、例えば、血液検査、エコー、レントゲンなどなど。
によって発見できる病気も変わってきます。
レントゲンは骨、心臓の大きさや肺の様子、エコーは腎臓など内臓の大きさや形を見ることは得意ですが、レントゲンやエコーをしても、血糖値やコレステロール値は分かりません。
それぞれの検査によって得意・不得意があるため、組み合わせることで病気を発見できる確率があがります。
ただ、全ての検査をしたからと言って、100%病気を発見できるものでありません。
そこも人と同様です(*_*;
さて2番。
血液検査をすると、自分の検査結果が『基準範囲』の中に入っているかが目安になります。
この『基準範囲』どんなものかご存知でしょうか?
同じ血液検査をしても、測る機械により基準範囲は少し前後します。
これはそれぞれの機械で、健康な子の何千何万と言う検査結果の上、下の数%を除いた間の値を基準としているものなんです。
そのため、基準範囲から少し外れても健康と言うこともあるし、基準範囲内でも異常と言うこともあり得るんですよね。。。。
異常を見つけるうえで、大多数の子の基準範囲よりも優れているのが、その子自身の血液検査の積み重ねによる基準範囲です。
これはどういうことかと言うと、、、、
1歳から毎年血液検査をしていて、ある検査結果がそれまではずっと同じような値だったのに、ある歳に急に数値が上がった。
でも、機械の基準範囲内です。
と言う場合、機械の基準範囲内ではあるけれど、異常である場合が結構あるんです。
信頼すべきは
大多数の子の基準範囲 < その子の血液検査を積み重ねたデータ
と言うことです。
若いから健康診断は必要ないですかと聞かれることがあるんですが、若い場合大概は異常は見つかりません。
それこそ、健康ですね!となるのですが、異常を見つけるというよりは若くて健康な状態の時のデータを蓄積して、年齢がいったときに異常をとらえやすくする、と言う意味合いで健康診断はしておいてあげるべきだと思っています。
しゃべれない子たちだからこそ、人より余計に積み重ねたデータが重要です!
7歳までは年に1回、シニア期に入る7歳以上は半年に1回は健康診断をしてあげてくださいね(^^)/
回数多く見えますがわんちゃん、ネコちゃんにとって人の1年は4,5に年相当します!
と言うことは半年に1回は、僕らの感覚で2,3年に1回です。
ちょっと今回は小難しいお話でしたが、次回は実際に健康診断で見つかった病気のお話をさせていただきますね(^^)/
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