子宮蓄膿症
2015年12月17日カテゴリ|ブログ
こんにちは。
松井山手動物病院です。
ようやく冬らしい寒さになりました。
おかげで毎朝ベッドから出るのに、自分の心と戦っています(笑)
冷え性なもので冬は毎年大変なんです(*´Д`)
さて、以前のブログでもアップしたのですが先月にも子宮の中に膿が溜まってしまう病気、『子宮蓄膿症』の子が来院しました。
その子はなんとまだ1歳9カ月とすごく若い子でした。
それだけ若い子で子宮蓄膿症になるのは珍しいのですが、さらにその子の場合は膿が溜まった子宮が破れ、お腹の中に膿が溜まっているという状況でした。
夜間の時間外に電話があり、対応したのですが、やはりすごくぐったり。。。
発熱も起こし、体が必死に細菌と戦っている状況でした。
超音波エコー検査で膿の溜まった子宮とお腹の中の膿を確認し、状況が状況であったためにそのまま手術となりました。
*以下に刺激の強い画像があります。ご覧になられる場合はご注意ください。
お腹を開けて見ると、、、、
お腹の中は本来はほとんどわからない位少量の液体が入っていますが、この子は見てわかるくらい液体があふれています。
この液体は膿なので、お腹の中は膿だらけです。
そのため腹膜炎も起こし、危ない状況でした。
見にくいですが鉗子の先のところで子宮に穴が開いています。
膿の中の細菌を院内で培養し、どの抗生剤が効いてくれるか感受性試験を行い、その結果をもとに抗生剤を使用しました。
おかげで今はすごく元気になりました(^^)v
子宮蓄膿症は年齢がいくとなってしまうことが多い病気ですが、この子のように若くてもなることがあります。
特にお腹の中のことは外からではわからない場合がほとんどです。
おかしいなと感じられたら早めの受診をしてあげてください!!
何かあればお気軽にご相談ください☆
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