異物食べちゃった・・・・
こんにちは。
院長の奥田です。
1月はなぜか異物を食べてしまったと来られる方が多い月でした。
stay homeの関係なのか???
消化できるもの、うんちとして出てくれそうなものであればいいんですが、そうじゃないものを食べちゃうことも多いんです。
中毒起こしてしまうものであったり、腸に詰まりそうなもの、刺さってしまいそうなものは危険です!
フレンチブルドックのUちゃんは、帽子の先についている飾りのボンボン食べちゃったかもと来られました。
以前にもお話ししましたが、繊維系はレントゲンにうつってきません((+_+))
食べた可能性が高いとのことなので、まずは吐かせる処置を行いました。
吐いてはくれたものの、ボンボンは出てきません。。。。
こうなると次は麻酔かけての処置になります(/ω\)
全身麻酔をかけて内視鏡で胃の中を覗いてみると。。。。。
・・・あった!
が、結構大きい。。。。。
鉗子で引っ張り出せないか格闘したものの噴門と言う胃の入り口のところでひっかかってしまって取り出せない(;’∀’)
鉗子で出せない以上、開腹して取り出すしかありません。
そのまま開腹手術を行い、取り出したものがこれ。
こんだけ大きいとそりゃひっかかる(/ω\)
むしろよく呑み込めたなと。。。。
その後の経過は順調で、次の日から食欲はあり無事に退院していきました(*^^)v
次は、ヨーキーのMちゃん。
お散歩のときに何か白くて硬いものを食べてしまったとのこと。
何かは不明。。。。
ひとまずレントゲンを撮ってみると、何か胃にある。
レントゲンに白くうつるものは、基本的には金属や骨と言った【硬い】物です。
この子の体にとってはそれなりに大きく、辺縁がとがっていそうなため内視鏡で摘出することにしました。
鳥の骨のようでした。
なんでこんなものが道端に落ちていたのかは謎ですが、やはり先端は固くとがっている部分があったため胃腸に刺さる可能性もありました。
内視鏡で摘出ができれば、入院も必要ありません!
この子は、夜に来院されたため全身麻酔後の覚醒に1泊お預かりしましたが、翌日元気に帰っていきました(*^^)v
あとは同じことを起こさないように気を付けてもらうしかありません!
お願いだからもうしないでねー!!
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地域の皆様にとって、信頼・安心できる病院に。
【重要】Webからの当日順番予約 2/1(月)~
2021年01月29日カテゴリ|お知らせ
新型コロナウイルス感染症の拡大の収束が見えないなか
混雑緩和、3密回避のために、2月1日(月)よりWeb(スマホ、パソコン)からの当日順番予約を開始することにしました。
病院での待ち時間を軽減し、飼い主さまと動物たちどちらの負担も少なくなればと思っています。
もちろん今まで通り、直接ご来院いただいての受付も可能です。
Webでの順番予約の受付時間は、
8:30~11:45、16:00~18:45
と、通常の窓口受付する時間より短くなりますのでお気を付けください。
受付方法は下記を参照してください。
ご不明な点があれば、随時スタッフまでお尋ねください。
最初は慣れないため、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願い致します。
仔猫の大腿骨骨折
こんにちは。
院長の奥田です。
いつになっても、ニュースは新型コロナウイルス感染症の話題ばかりですね。。。
緊急事態宣言も延長されるのかどうなることやら(*_*)
早く明るいニュースで持ちきりになってほしいものです!!
さて話が変わって。
ここのところ、ちょこちょこ整形外科の手術をしています。
手術はほとんど毎日行っているのですが、やはり圧倒帝に多いのは去勢、避妊などの予防手術です。
整形外科の手術はそこまで頻度が多くないので、執刀するときはいつも以上に気合が入ります(/・ω・)/
今回手術を行ったのは子猫ちゃん。
その子猫ちゃんは保護された子だったのですが、ある日急に右の後ろ足の使い方がおかしいと来院されました。
触診でも痛みが認められ、状態の確認のためにレントゲンを撮ってみると、、、
右の大腿骨の骨頚部が骨折していました。
そりゃ痛いはずです(*_*)
治療法としては、
➀ピン固定
②骨折している部分を切除する、大腿骨頭切除術
➂全股関節置換術
があります。
それぞれにメリット、デメリットがあって
➀ピン固定:うまく癒合してくれれば、本来のパフォーマンスが可能。ただし、うまく癒合しなかったり、壊死したりと術後のトラブルは多い。
②大腿骨頭骨頚切除術:日常生活には問題ないが、本来のパフォーマンスより少し劣る。痛みをとる緩和的な手術。
➂全股関節置換術:ほぼ本来のパフォーマンスが可能。ただし、すごく難しく費用も高い。
こんな感じになります。
オーナー様と相談の上、大腿骨頭骨頚切除術と言う方法で手術を行いました。
この手術は、大腿骨の骨頭と骨頚を切り落とし、痛みの原因となる部分を取り除く手術法です。
完全な機能改善を目的とした手術ではなく、痛みをとり、機能障害を改善させる目的で実施します。
手術後は線維性の『偽関節』ができ、それが支えになるため関節がなくなってしまっても歩行は可能で、日常生活は問題なく過ごすことができます。
術後はこのような感じになります。
骨同士がこすれると痛みの原因になるため、股関節と大腿骨が当たらないように骨折片を除去しトリミングしています。
術後の経過は良好で、今では元気よく走り回っています!
猫ちゃんは順応能力が非常に高いため、言われなければ手術をしたと分からないくらいです(*^^)v
痛みから解放されてくれてなにより(*´▽`*)
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~2月の臨時休診について~
2021年01月19日カテゴリ|お知らせ