不妊手術について
こんにちは。
院長の奥田です。
緊急事態宣言も延長され、オリンピックはごたついて、、、
なかなかいいニュースがないですね((+_+))
さて、今回はわんちゃんの不妊手術について少しお話しをします!
不妊手術は、全身麻酔下で卵巣、または卵巣・子宮を摘出する手術を指します。
うちを含め多くの病院が卵巣・子宮の両方を摘出していることが多いです。
動物病院では去勢手術と並んで一般的に行われている手術になりますが、皆さん手術をするべきなのかどうなのかよく悩まれると思います。
不妊手術をすることの是非に関しては、正解はありません。
手術に伴うメリット、デメリットをどう考えられるかだと思っています。
<メリット>
・性ホルモンが関係する病気(子宮内膜炎、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍など)を予防できる。
・ヒート(生理)に伴う体調不良やストレスの軽減。
<デメリット>
・全身麻酔が必要。⇒麻酔のリスク
・術後に太りやすくなる。
実際の手術はどんなものなのかと言うと、、、、
当院での不妊手術の流れです(/・ω・)/
➀絶食絶水で午前に来院。
↓
②身体検査を行い、問題なければお預かり。
↓
➂術前検査(血液検査、胸部レントゲン検査)を行い、手術・全身麻酔のリスク判定。
↓
④問題なければ全身麻酔を行い、手術。
静脈点滴、気管挿管、心電図、血圧計、パルスオキシメーター、体温計と様々なモニターを行い、こんな感じでの手術になります。
術創はこんな感じに。
↓
⑤覚醒をしっかり確認し、エリザベスカラー、もしくはエリザベスウェアにて術創を保護。
↓
⑥夕方以降、もしくは翌日に退院。
↓
⑥1週間後以降で抜糸。
小型犬や若齢の子であれば術創は写真のように小さく済むことが多いですが、脂肪の付き具合などにもよって創の大きさは変わります。
大型犬では安全のため少し大きくなります。
傷口を小さくするのが目的ではなく、無事に手術を終えることが一番の目的なので(;’∀’)
とにもかくにも安全第一です!
どうしたらいいんだろうと悩まれていたらお気軽にご相談ください(*^^)v
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