誤食に注意!!
2022年07月23日カテゴリ|お知らせ
こんにちは。
院長の奥田です。
だいぶゆったりとした時間が流れ始めた当院です🏥
なので、ためにためた病気のお話を!
今回は、非常によくある誤食。
ワンちゃんも、ネコちゃんも本当にいろんなものを食べちゃいますよね。
焼き鳥や晩御飯のおかずから、ティッシュやビニール、紐といった美味しくないやん!というものまで様々。
*以下に手術中の写真があります。
Sちゃんは2日前から食欲がなく、少し食べても吐く、しんどそうと来られた1歳のMix犬ちゃん。
1歳という若い子が元気がなく、食欲がないというのは大事の可能性が高い!
触診では腹痛もあり、血液検査では炎症の数値が高い。
レントゲン検査では明らかな異常は認められない。
この段階で、いくつかの疾患が頭にあがりますが、より絞るためにエコー検査を行いました。
入念にお腹を超音波で見ていくと。。。。
明らかに胃腸の動きが悪い。
そして、少し腹水がたまっている部分がある。。。。
腹水は文字通りお腹の中の液体で、正常でも臓器同士のこすれを防ぐ潤滑油の役割として存在しています。
が、エコーでわかるくらいにたまっているのは異常です。
部分的にたまっている場合は、その周辺に問題があることが多く精査をしていくと、、、、
明らかにおかしい!!
さあ皆さん分かりますか?
おかしい部分は赤丸の部分。
なにやら腸を突き抜ける細いものが見える。。。。
そう、異物による腸穿孔です。
こうなると緊急手術です。
お腹を開けて調べてみると、腸がかたまっている部分が。
手で精査を行うと、、、、、
ありました。
見事に貫通している。。。。
後で確認すると焼き鳥の串でした。
貫通して悪くなった腸は切除を行い、きれいに縫合して終了。
術後は2日目からご飯を自分で食べ始め、元気に帰って行ってくれました(*^^)v
よかったよかった!
美味しいものに目がないのは人と同じですが、予想もしないことをしたりすることがあるのがワンちゃんネコちゃんなので皆様お気を付けくださいね(>_<)
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